ウィーン −シェーンブルン宮殿− (5月6日)


王宮からバスで約20分。
シェーンブルン宮殿に到着しました。


1,400ほどの部屋がある、メチャクチャでかい宮殿です。



(宮殿の外壁の色は“マリア=テレジア・イエロー”)




さすがに宮殿内の全部屋を回るのは無理なので、見どころのある部屋を巡るツアーが
組まれています。
僕らはそのうち、26部屋を回るヤツに参加しました。



ツアーでは、マリア=テレジアやその娘のマリー・アントワネット等々、皇帝一族にまつわる
色んな部屋や調度品を見て回りました。



なかには、実質的に帝国最後の皇帝になったフランツ・ヨーゼフ1世が亡くなった
ベッドなんてのもありました。



この人、かなり仕事熱心な皇帝だったらしく、亡くなる前日まで政務をこなしてたんだとか。


ただその一方で、
 ・長男ルドルフ → 貴族の娘さんと心中
 ・弟マクシミリアン → メキシコ皇帝に即位後、内戦に敗れて銃殺刑
 ・皇后エリザベート → 旅行中、スイスで無政府主義者により刺殺
 ・甥のフランツ・フェルディナント → 滞在先のサラエボで暗殺
といったカンジで、なかなか大変な経験もしています。


ちなみに、甥っ子の件は第一次世界大戦が始まるきっかけとして、世界史の授業でも出てきます。


また奥さんについては、ミュージカルの題材にもなってて、今回の旅行で一緒だった方の中にも
大ファンだっていう人がいました。




見学が終わって、裏庭に出ました。
当然ながら手入れも行き届いてて、とてもきれいな庭園です。


(宮殿のバルコニーから)



宮殿内が撮影禁止だったのが、少し残念でした。
まぁ、仕方ないですね。



今回はここまで。